年寄りは物申す存在

月曜日, 12月 26th, 2011

名工大で制御工学の単位聴講生になっていることは以前に書きました。

授業を受けていて思うのですが、学生の頃は何も考えてなかったなー、と。

つまり、公式があれば、それを丸写ししていただけで、特にその数学的意味とか、どういう過程でその公式が導かれたのかには殆ど関心がありませんでした。

今やっている古典制御理論では複素関数論がバックにあるのですが、学生の頃はこれが余り良く理解できなかったですねー。

今でも、もちろん充分理解できているわけではないですが、この歳になると、若い頃よりは何となく判ったような気分になるから不思議ですね。

というか、バカ覚えすることに抵抗があります。

理屈が判らないものは受け入れたくない、という感じで。

何故そういう風になるのか、ということに、すごい興味が出てくるんですね。

これが人間の成長、ということなのではないでしょうか。

つまり、歳をとると理屈っぽくなる、というのは、一面では人間としての成長なんですよね。

年寄りは融通が利かない、というのが往々にして欠点として挙げられますが、これは裏を返せば、世の中の動きに流されない、ということでもあるので、理不尽な世の中の流れに対し、年寄りが大いに世にはびこって、シニア全共闘(?)として物申していく必要があるのではないか、と密かに思っています。

 

今年一年色んなことがありました。

事務所は必ずしも順調というわけではありませんでした。

その中で、8月に事務所名を「爽やかな」「亜細亜」を意味する「爽亜国際特許事務所」に変更し、12月1日には「タイ知的財産セミナー」を行いました。

来年は何とかバンコクに地歩を固めて、飛躍の年にしたいと思っています。

少し早いですが、皆様良いお年をお迎えください。

国の指導者を大学の教育で…

水曜日, 12月 21st, 2011

最近読んだ記事によると、将来の国の指導者を輩出するような教育が、日本のトップクラスの大学には求められているとか。

しかし、と思いますねー。

国の指導者なんて、教育して、それも大学の教育で、生まれるんですかねー。

将来の国の指導者なんて、大学の先生に教育できるのでしょうか(笑)。

考えるに、大学が頑張ってどれだけ教育しても、高級参謀までで、大将を育てるなんてことはできませんね、おそらく。

つまり、国の将来をどうするか、なんてものは、理念なり思想であって、技術ではないからです。

つまり一国の宰相に求められ資質は、溢れるばかりの感受性や創造性、人間的魅力からくる吸引力といったもので、これが大学の教育で身に付くとは思えません。

旧陸軍や海軍の参謀は士官学校の中でも選ばれたものだけが陸軍大学や海軍大学へ行って初めてなれたものらしいですが、では彼らが大将の器であったか、といえば否ですよね。

将来の国の指導者を輩出する、という気概は持つべきでしょうが、教育の限界というものもわきまえるべきだと思います。

そういう意味で、我々の子供の頃は大人の干渉が少なく、遊びでも何でも自分達がルールを作り、自分達で問題を解決する、つまり自分の頭でいろいろ考える機会が多く、また何か夢想するような時間もたっぷりあったような気がします。

まっ、かと言って、国の立派な指導者が我々の世代から輩出しているか、と問われれば、返す言葉は無いのですが(笑)。

いずれにしても一国の指導者たるべきものを創るのは、おそらくは大学なぞではなかろうというのは確かなような気がします。

コンサルタントって何?

月曜日, 12月 19th, 2011

最近各種士業の経営環境も以前のように安閑としては居られなくなりました。

弁理士の業界も御多分に漏れません。

そんな中で、本来の出願業務だけでなく、コンサルタントとしての道を追求すべき、との声があります。

しかし、コンサルタントと言われても、俄かにはイメージが湧きませんね。

実際、経営の全体像がわからないのに、どうやってコンサルをするのか。

たとえ全体像が判ったとして、経営に直結する知財戦略とは何か。

いくつか本を読んで総論は理解できても、いざお客様に、となると、なかなか具体策が見つかりません。

それ以前に、特許実務とはあまりに異なるコンサルタントの世界に戸惑うばかりでした。

ところが最近、少し判ったというか、悟りましたね。

あるお客様に以前から契約のことで相談を受けていました。

契約のチェックというのは弁理士、というか私の日常的な業務というわけではありません。

それでもまあ特許に関する契約でしたから、ご相談に乗っていました。

相談料は報告書に対する手数料という形で頂いていました。

最近、この件で、訴訟になるかも知れない、ということで、知り合いの弁護士に相談仲間に入ってもらいました。

一方、これと並行して、こちらも積極的に動こうということで別法人を設立することになりました。

そこで、これも知り合いの司法書士を紹介して設立手続をしてもらうことにしました。

このようなビジネスモデルは、ワンストップサービスとして以前からあったものです。

しかし最近思います。

これも立派なコンサルタントではないか、と。

つまりお客様のニーズに応えて、長い人生(?)の中で築いた人脈を活用してお役に立つ。

経営の便利屋さん、これがどうも当面の私のコンサルタント像になりそうです。

白川郷

水曜日, 12月 14th, 2011

先々週のタイIPセミナーの後、この機会に是非行きたいというタイ事務所の3人を連れて白川郷へ行ってきました。

白川郷は世界遺産だったんですね。

恥ずかしながら日本人の私が全く知りませんでした。

行ってみると、なるほど、合掌造りというのは別にオーソドックスな日本家屋というわけではありませんが、茅葺の合掌集落が日本的景色の中にすっぽり納まってますね。

つまり、休耕田なぞ無い綺麗な田園、そして富有柿のような改良品種ではない小粒で沢山の実をつけた柿の木、神社、石碑、そんなものが紅葉した山に囲まれて調和良く配置されています。

良く考えてみれば、こういう農村風景は、昭和30年代まで、日本ではありふれたものだったのではないでしょうか。

それが今や世界遺産。

ということは、日本古来の風景が、ここ40~50年くらいで殆ど失われてしまった、ということですね。

世の中は進歩しますから、いつまでも昔の風景を保っていれば良い、というわけでは、もちろんありません。

文明の恩恵は平等に享受するべきで、多くの農村風景が失われてしまったことも、勝手な都会人の感傷で不自由な生活を強いることはできません。

ただ、外国人が来た時に、これが日本の文化です、と案内できる処。

そういう処は、意識的かつ計画的に残す努力をしないと、取り返しがつかなくなるなー、と、改めて思いました。

※当日の写真はこちら»をご覧ください。

フォトギャラリーの内容を更新しました。

火曜日, 12月 13th, 2011

2011年12月3日(土)

タイ知的財産セミナーの講師を務めてくれたRouse & Co. International Bangkokオフィスのメンバー3名と一緒に長野県の白川郷に行ってまいりました。内容はこちら»をご覧ください。

【セミナー報告】「2011 タイ知的財産セミナーin名古屋」開催しました。

火曜日, 12月 13th, 2011

12月1日に開催しましたタイ知的財産セミナーには延べ65名のご参加を戴き、これに発起人メンバーの6名、Rouse & Co. International Bangkokオフィスの5名を加えると、参加延べ人数は76人と、おかげさまで大盛況でした。この場をお借りして参加された皆様に御礼申し上げます。

セミナー風景

当日参加者の皆様にアンケート(無記名)を取らせて頂きました。その集計を掲載しますのでこちら»をご覧ください。

 

 

「橋下」ヒトラー氏

月曜日, 12月 12th, 2011

大阪市長選で橋下元知事が勝ちましたね。

彼の主張がどんなものなのか詳しくは知らないですが、行き詰った現状を打開するには大阪都を作って無駄を省くべきだ、というのがあるようです。

何か行動を起こさないと現状は打開できない、という意味では、何もしない(ようにみえる)前市長よりも、何かやってくれそうだ、という橋下氏に支持が集まるのは自然であるようにも思えます。

ただ、漏れ聞くところによると、彼は議会というものを余り重視していないようです。

つまり、ああだこうだと議論ばかりしてちっとも前に進まない議会制民主主義は百害あって一理なし、だと。

危機的状況下ではこわもての、頭の切れる独裁者が快刀乱麻の如く突き進まないと局面は打開できない、と。

ふーん。これって、歴史のどこかであったような話ではないですか。

東条英機、ヒトラー、ムッソリーニ。

後から思うと、なんであんな馬鹿馬鹿しい話が大衆に易々と受け入れられたのか、と。

人類の英知、議会制民主主義は何故頼りなく見えるのでしょうか。

一言で言えば、原子力災害を起こしたあの東電に対する対策でも判るように、大企業の活動に甘すぎる、ということが原因では。

橋下ヒトラー氏が、大企業のやりたい放題に対して蛮勇を奮われんことを切に願っております(笑)。

アンケート

月曜日, 12月 5th, 2011

12月1日のタイIPセミナーは盛況のうちに終えることができました。

延べ参加人数は65人、我々主催者の6人、タイ事務所の講師団の5人を加えると、76人となります。

会場は72人収容ですので、これだと人数オーバーになりますが、1部から3部までのいずれかのみを選択した参加者もおられますので、平均参加者は50人から60人の間でした。

参加者だけを考えるとセミナーは大成功といえます。

が、実際のセミナー内容や運営に対する評価も頂かなければと思い、アンケートをとらせていただきました。

アンケートの有効回収数は42でした。延べ参加者65人で回収数が42人は少し残念な気もします。

つまり提出されなかった人はどのような評価だったのだろうと、気になりますね。

まっ、それはともかく、42人中20人の方に、大変良かったとの評価を頂きました。

19人の方はまあまあ良かった、との評価でした。

考えてみると、自分がアンケートに答える側になったときに、大変良かった、につけることは殆どありません。

自分の要求したことにかなり満足しないと、大変良かったは、つけにくいものです。

まあまあ良かった、につけることが殆どですかね。

そう考えると、このアンケート結果からは、内容・運営ともに及第点の、大成功したセミナーであったとの結論が引き出せそうです。

が一方で、3人の方には余り良くなかった、という評価を頂きました。

幸いその評価の理由も書いて頂いていますので、これは今後の糧にしたいと考えています。

そうなると、なんとも気になるのがアンケートを出されなかった20人ほどの方の評価です。

この方たちをどう考えると良いのでしょう。

まっ、私の場合を考えると、アンケートは面倒くさいな、と思うことが多いです。

かなり良かったな、と思える場合でも、面倒くさくて書かないことが多いです。

おそらく、まあまあ良かったか、余り良くなかった、という評価の方が大半であろうかと思われます。

ほぼ1/3の方が大変良かったと思われているのなら大成功だったと考えるべきなのか、いやいや2/3の方に大変良かったと言って頂いて初めて成功したといえるのか、その評価は難しいです。

今後の我々にできることは、余り良くなかったという御意見の内容を詳細に検討して、そこから今後の糧を得ることでしょうね。

今回のアンケートで、やる側になって初めて思いました、これからは参加会場でアンケート用紙が配られたら面倒くさがらずに回答することを心がけようと。

「特許法等の一部を改正する法律」の施行日が平成24年4月1日(日)に決まりました。

木曜日, 12月 1st, 2011

「特許法等の一部を改正する法律の施行期日を定める政令」が11月29日に閣議決定されました。本政令は、本年6月に公布された特許法等の一部を改正する法律(平成23年法律第63号。以下「改正法」という。)の施行期日を平成24年4月1日に定めるものです。

詳しくは経済産業省の報道発表をご覧ください。