中京都構想

水曜日, 2月 29th, 2012

道州制、というのは確か自民党政権時代から言われていたことのような気がします。

つまり現在の、都道府県に細かく(?)分かれた行政単位では効率が悪い、と。

この道州制は未だ実現していないものの、市町村の合併は急速に進んで、名古屋の周辺でも奇妙な名前の「市」が沢山できました。

北名古屋市、あま市、愛西市、いなべ市……。

で、これら合併の結果、行政の効率化がなされて、税金が安くなったか、あるいは市民の利便性が高まりましたかねー。

一方、先の東日本大震災と、これに続く福島原発の放射能漏洩という一連の災害の中で、テレビに出てきた政治家の中では、村長さんや町長さんに、人間的に信頼できそうで、立派だと思える人が多いと思ったのは私だけでしょうか。

思うに、これは、その人の資質ももちろんあるでしょうが、地域に密着した行政機関の代表だから、という側面があるからなのではないでしょうか。

だれでも、自分の町内で起きたことには真剣にならざるを得ないですもんね。

そういう点から考えると、県、市、町、村と連なる行政単位は、非効率どころか、少なくとも我々一般市民にとっては、一朝事あるときは最も頼りになる区割りだったのではないか、と思えます。

中京都とか大阪都とか、大行政圏を作って行政の効率化を図り、地方の権限を強化して、頼りにならない国の代わりに政治を行う、という主張が最近は大いに世論の支持を受けているようですが、今一度冷静に本当に地域住民のためになるものなのか、熟慮してみる必要があるようです。

再びカシコン銀行

月曜日, 2月 27th, 2012

カシコン銀行のことは以前にも書いたことがあるかもしれません。

タイで第三位の銀行で、日系企業をクライアントにするためにいろんな手を打っています。

ジャパンデスクという日系企業向けの特別な部局を設けているのもその一つです。

ここには、提携している日本の地銀十行以上の社員達が出向してきており、研修員という身分で、タイに進出してきている自分達の日本の顧客へのサービスを行っています。

先のタイ調査団では二日目の午前中にこのカシコン銀行を訪問しました。

ジャパンデスクにおいてタイ経済の概況やカシコン銀行の経営方針についての説明等を受けました。

タイ経済の概況等の説明は特に目新しいものはありませんでしたが、いずれもきちんとした日本語のプレゼン資料が準備されており、二人の報告者もきれいな日本語を使います。

日系企業との取引拡大にかける意気込みが伝わってきますね。

昼はこの銀行の見晴らしの良い接待用食堂(?)で食事をご馳走になりましたが、なかなか立派な日本料理の仕出し弁当でした。

弁当の中には日本で普通は入れないわなー、というような具も入っていましたが、全体的には御飯や茶碗蒸しを含めて日本人でも充分に満足できる味でした。

さすがに日本人の来客が多いとみえます。

帰る段になってまたびっくり。

挨拶に出てきた若い美人がジャパンデスクの担当副部長でした。

今回の調査団の世話をしてくれた日本の地銀の担当者が、僕らの上司です、と紹介してくれました。

こんな若い美人がねー。

よほど優秀か、何かこの銀行の経営者に連なる人脈のある人か、と、我々の間で密かな話題になりました。

この若い美人の副部長が暑い屋外にわざわざ出てきて、我々のバスが出発するまで、にこやかに見送ってくれました。

うーん、やっぱりバンコクでビジネスですね(笑)。

二兎を追うもの……

水曜日, 2月 22nd, 2012

プロ野球のキャンプが真っ只中ですね。

我がドラゴンズは今年はどうなるのでしょう。
例年この時期はどの球団も、今年こそは優勝が狙えるレベル、なんて話が多いですが、それをほぼ実現してきのは落合ドラゴンズだけでしたね。

その点で、高木監督に替わり、個人的には嫌いな方ではありませんが、その手腕は落合ほどは期待できないような気がします。

というより、落合の場合は、彼が書いた本を読んでも、勝利に資する以外の雑務は一切しなかったし、選手にもやらせなかったらしいです。

その哲学が、試合後の彼のインタビューに対する素っ気無さや、選手に不必要なファン交流をさせない等の方針に現れていたわけです。

それが、インタビューやエベント記事を作るのが本業の親会社の方針と相容れなかったのでは、というのが監督交代の真相として、私なんかが考えるところです。

しかし、以前にも書きましたが、最大のファンサービスとは一体なんでしょうか。

優勝以外にありえませんね。

優勝のために余分なことは一切しない、させない、というのは、優勝させるのが最大任務という監督の立場から考えれば当然ですよ。

これだけ優勝しているにも拘らず観客動員数が少ない、なんてのは、この御時世、昔と違って色んなプロスポーツが周りにはあるのですから、観客が分散するのは当然です。

これは落合監督の責任ではありませんね。

ドラゴンズが早々と優勝戦線から脱落したら、いくら監督が丁寧なインタビューをしても、中日スポーツは売れないだろうし(少なくとも私は買いません)、観客数が減るのも目に見えてますわね。

ドラゴンズのキャンプ情報を見ていると、今年はファンサービスも様変わり、延々と並ぶファンのためにサインをしまくる浅尾の姿なんかが放映されてましたが、こんなことさせてて良いのでしょうかね。

シーズンオフならまだしも、キャンプ中にこんなことをやる必要は全く無いのではないでしょうか。

こういうファンサービスをして、それでも優勝できたら、そりゃ最高ですが。

二兎を追うものは一兎も得ず、という諺が、現実にならないことを祈ってます。

バンコク郊外の会社

月曜日, 2月 20th, 2012

タイ調査団に同行した三日目の午後は、BOIが紹介してくれた地元資本のメーカーを訪れました。

この会社は、バンコクの東郊(多分)にあります。

バンコク中心部から、渋滞が無ければ1時間くらいのところです。

行きは何故か田舎道を辿ったので2時間くらいかかりました。

途中からは未舗装の道路で、クッションの良い観光バスなので直接的な衝撃はありませんが、昔の日本の田舎道を思い出しました。

こんなところに工場があるんかいな、というような、水田や椰子の木が続く、典型的なタイの田舎の風景です。

と、とある村を抜けてバスが左へ回ったところに忽然と大工場(?)が現れました。

もとは村郊外の荒地のようなところを工場用地として造成したような感じでした。

日本企業が多く進出している工場団地とは異なり、周りには工場群のようなものはありません。

忽然と、というのがピッタリくるような、その工場だけがポツリとある感じです。

工場の敷地はかなり大きく、説明を受けた後の工場内見学は乗ってきたバスで移動したほどです。

周囲には土地がいくらでもあるので、拡張は容易で、実際、増設工事の真っ最中でした。

我々はまず瀟洒な本館内の立派な休憩室でお茶を頂き、その後、二階の会議場(会議室ではなく映画館のような階段式の立派な座席がしつらえてある)に移動して、スクリーンに映し出される工場の生産工程について説明を受けました。

座席もふかふかした立派なもので、メモが取れるようにテーブルが引き出せます。

音響のスピーカはBOSE、映写設備も最新式です。

その後の工場見学では、前日の町工場とは異なり、撮影禁止でした。

調査団の連中の話では、設備は最新式で、スペースを充分取った贅沢なものだそうです。

私はこの技術分野は門外漢なのですが、その立派さだけは容易に解りました。

これだけの最新設備は、当然日常の保守も必要なわけで、従業員の教育も進んでいるのではないか、との仲間内の話でした。

従業員の通勤には毎朝バスを走らせているとのこと。

最後は調査団の一人一人に結構なお土産まで頂戴して工場を後にしました。

ちなみにこの会社は日本企業との合弁等は全く考えていないそうです。

BOIはこちらの要望とは違ったミスマッチなところを紹介したもんです。

それはそれとして、タイの中堅企業は、研究開発能力という点では未だ問題があるものの、地場資本が、豊富な資金を背景に製造業に乗り出し、東南アジア全域から中国・インドも販売の射程に入れて、儲けと規模を拡大しつつある、という感じです。

冷凍食品

水曜日, 2月 15th, 2012

家の者が居ないときに、最近は冷凍食品を置いていくようになりました。

以前はカレーやシチューを作り置きしていったのですが。

「手抜きだなー」と、冷凍食品はギョウザくらいしか食べたことのなかった私は少々腹立たしい思いをしました。

ところが、置いていった、例えば「かけそば かつおだし」なんてのを食べると、これが結構いけるんですよ。

老舗のなんとか、と薀蓄を傾けるような方を除いては、そのあたりの蕎麦屋で食べるものと余り変わらないです。

そばのコシも充分保たれてますし。

少なくとも、町の食堂のようなところで食べる、あのコシの無い蕎麦に較べると、充分に美味しいですね。

昼食としてならこれで充分です。

作り方もごくごく簡単で、ポットからどんぶりにお湯を注ぎ、この中に添付のだし汁を入れてかき混ぜる。

そこに、電子レンジに袋ごと入れて3分くらい解凍加熱した蕎麦を入れる。

後は適当に好きな具を入れて終わりです。

「横浜あんかけラーメン」なんてのも食べてみましたが、これは具も入っているので全く手間要らず。しかも旨いです。

冷凍食品というと、チャーハンのようなものはまあまあ旨いと思った記憶がありましたが、その他のものはやっぱり作ったものじゃないと、と長らく固定(?)観念に囚われておりましたが、技術は知らないところで着々と進歩しているようです

タイでは屋台が発達していて、共働きが多い女性は殆ど料理を作らないらしいです。

日本では屋台の代わりに冷凍食品が共働きの女性を助けることになるのでしょうか。

屋台と較べると、ちょっと寂しい感じも、しなくはないですね。

バンコク下町の会社

月曜日, 2月 13th, 2012

先のタイ調査団では、私の懇意にしている事務所の紹介でバンコクの下町にある会社の工場を見学しました。

100%現地資本の会社です。

件の会社は小さな店舗が建て混んだ商店街の中にありました。我々の乗った大型バスがぎりぎり通れるような道幅しかありません。

昭和30年代(ちょうど映画「三丁目の夕日」のような)の、日本の下町の風景です。

中国系のようで、今の若い社長のお爺さんか曾爺さんが中国から渡って来たようです。

下町で三代か四代続く製造業です。

今の社長はまだ30代で、チュラロンコン大学を卒業してイギリスに留学していたようで、ぽちゃっとした坊ちゃん顔をした穏やかな人です。

ただ、非常にアグレッシブで、最近チェンマイの近くに新工場を建てたそうで、そのスライドを見せてくれました。

「本当はこちらの工場を見ていただきたいのですが」と残念そうでした。

研究開発要員も数人は抱えているようで、小特許(日本の実用新案よりも使いやすいタイ特有の制度)もいくつか取っているようです。

本社工場は建物も古く、使われている機械も、見学者から「これは日本だと博物館行きだな」と言われたくらいの代物です。

しかし、この古い機械類で作られる製品でも充分に需要はあるようで、原価が安い分、利益も出ているようです。

家族経営で、兄弟、親戚が経営陣を占めています。

最後は従業員が玄関まで勢ぞろいして歌を歌いながら見送ってくれ、社長のお母さんから我々調査団の一人一人にお土産を頂きました。

どうでしょうか。

昭和30年・40年代に日本でもあったような光景では。

竹亭

水曜日, 2月 8th, 2012

バンコクに竹亭という日本料理屋があります。

料亭ではありません。料理屋です。

カオサンロードのカオサン店と、シーロム通りに面したシーロム店があります。

何故この店を知ったかと言うと、インターネットにホームページがあるからです。

ホームページのブログが面白いので愛読しています。

ブログを書いているオーナーはタイ人女性と結婚している日本人らしい(文面から推測すると)のですが、そこで紹介されるオーナーシェフというのがタイ人なのです。

で、日本人オーナーがカオサン店を、タイ人オーナーがシーロム店をやっているということらしいです。

カオサン店はホテルから遠いのでシーロム店に行ってきました。

メニューの一部を紹介すると、竹亭弁当220バーツ、寿司定食190バーツ、刺身定食190バーツ、天ぷら定食150バーツ、エビフライ定食150バーツ、‥‥となります。

1バーツを10倍すると現地の人の金銭価値に近いと言われるので、タイ料理屋に較べれば高いでしょうが、我々日本人旅行者や円建てで給料を貰っている駐在員にとっては1バーツが2.5円ですから非常に安いです。

味はというと、私はたまには正統的でないものを、ということで、サーモンアスパラ巻とマグロチーズ巻を頼みました。

これにタイの定番ビールのシンハーですね。

ビールはさておき、オーダーした両巻物は日本の味と変わりませんでした。

以前は御飯が、いわゆるタイ米というやつで、これを日本料理というのはナー、というのが多かったのですが、最近はタイでもジャポニカ米を生産しているらしくて、日本と変わらない、おいしい御飯を出すところが多くなりました。

御飯さえまともなら、タイ人は味の感覚が良いようで、味付けは日本と殆ど変わりませんから、旨くてリーズナブルな値段の日本料理を食べられる店がずいぶん増えてきました。

東南アジア一日本人にとって住みやすいところ、とバンコクが言われるのは、そんな日本食の旨さも一因であることは確かです。

 

BOI

月曜日, 2月 6th, 2012

「BOI」はthe Board Of Investmentの略で、タイの投資委員会です。

そのBOIのOSOS(One Start One Stop)インベストメントセンターが、「タイの東大」といわれるチュラロンコン大学に近接した、地下鉄サムヤーン駅から地下道で行ける綺麗なビルの高層階に入居しています。

調査団の第一日目はこのBOIを尋ねることから始まりました。

出席したBOI側のトップは女性でした。タイでは女性が(それも時にかなり若い(と思われる))トップのポジションを占めているところが少なくありません。

ここもそうですね。

BOIによると、日本は全投資額の4割を占めるタイへの最大投資国だそうです。

投資分野は自動車、金属、電子電気が殆ど、との事。

タイが自動車とHDD(ハードディスクドライブ)のアジア生産拠点であることは私も知っていましたから、これは当然ですね。

昨年は洪水があってタイの景気は後退を余儀なくされましたが、海外からの投資は引き続き堅調だ、とのことでした。

現在も海外からの投資の約半分は日本からのもので、相変わらず電気、自動車、金属の関係が多いそうです。

洪水の影響はあったものの、今年の経済成長は3~4%と堅調に推移するだろうとの予測でした。

BOIは、OSOSセンターによって外国企業がタイに会社を設立する際の一括的なサービスを提供できるようにし、投資額が最も多い日本に対しては日本語でも対応できるようにしているとのことでした。

実際、プレゼン資料も全て日本語で準備され、質疑応答には流暢な日本語を喋る通訳が準備されていました。

BOIとしては電気、自動車、金属に続き、新たにタイやアジアでの市場開拓を目指す異分野の産業職種の進出に大いに期待しているし、輸入関税、法人所得税免除等の特典をいくつか用意しているとのことでした。

新たな進出企業の特許や商標の保護についても、中国のようにならないように注意を払っているとのこと。

1月の初めには、現地企業と日本企業にビジネスマッチングの機会を与えるべく、工場見学等のビジネスミッションを行ったとのことです。

タイ国内は中小企業の比率が多く、労働力不足に関してはASEANコミュニティで労働の移動は比較的自由とのことであり、中堅中小の日本企業のアジア市場開拓の拠点としてタイは最適ではないか、との印象を得ました。

 

  

 

 

意匠登録料が一部値下げされます。

水曜日, 2月 1st, 2012

表題の件について、お役立ち「法改正情報」に情報を更新しました。以下リンクからご確認ください。

法改正

ルンピニ公園

水曜日, 2月 1st, 2012

ルンピニ公園は南国の公園らしく、園内の道沿いには椰子やその他の常緑樹が大きく陰を作り、全体が芝生のような背丈の短い草で覆われた敷地内に大きなボート池があります。

公園は高層ビル群の中にあるので、熱帯樹林とビルの対比がユニークかつ魅力的な景観を作っています。

ここには水中に棲む大トカゲのようなものが居て、時々陸に上がってきます。

前回訪れた時にはその大トカゲが私の座っていたベンチのすぐ後の木の上から二匹つるんで降りてきて、辺りを転げまわった後、池の中へ入っていきました。

ほんの1分くらいの出来事でしたが、ちょっと怖かったですねー。

危害を加えることはないそうですが、さすが熱帯の公園です。

今回はその大トカゲには会いませんでした。

代わって園内で目立ったのはランナーです。

5年くらい前には走っているのは殆ど西洋人だけでした。

ところがこのところタイ人のランナーが増えて、かなりの数のランナーが園内の周回道路(2.5kmくらいらしい)を走っています。

ロードレーサに乗ったサイクリストも多くいます。

街中の道路は走り難いので、ここで走っているんでしょうね。

そういえば、街中を歩いている時に、ホテル前でランニング大会後のコンサートをやっていました(ランニングは暑くなる早朝に終わってしまったようでした)。

このように、少し前まではタイ人は運動しない、と言われていたのですが、今ではバンコク市内のあちこちで小さなランニング大会が行われているようです。

水害で今年は2月に開かれる予定のバンコクマラソンもタイ人の参加が多くなって盛況なようです。

ホワイトカラーの増加に伴って、タイ人も運動好きが増えてきたようです。

このように、その国の経済状態で人々の生活スタイルは変わるので、時間にルーズとかいうのも、そのうちに様変わりするかもしれません。