横丁のご隠居時代の到来

水曜日, 3月 28th, 2012

40歳代のシングルというのが増えているようで、最近はこの年代の男性シングルを狙ったビジネスが盛んになっているそうです。

件の男性シングルは、女性もそうであるように、そこそこ収入はあり、家族の出費分が無いだけ可処分所得が多いわけで、格好のビジネスターゲットになるのです。

最近はスパやカラオケ、ゲーセン、ジム等が、メンズデイを設けて集客を図る例が多く、それなりに集客に成功しているとのこと。

果てはシングル男性向けの料理教室が盛んで、御飯の炊き方や魚のおろし方から、世界の料理に挑戦まで、幅広く生徒を集めているそうです。

一昔前には考えられませんでしたね。

これではもう、男も女も、余程好き合う相手が現れなければ結婚しないでしょうね。

かくして日本の出生率はどんどん低下する。

しかしこれはもちろん当人達の責任ではありませんね。

今の日本は家族を持つことの経済的あるいは精神的負担がすごく大きいのでしょう。

昔のように給料が年齢とともに上がるわけではなく、遅くまで残業があり、外国も含めていつ何処へ赴任するか分からない、つまり先が見えないわけで、そんな状態でここに家族がぶら下がったら、私でもちょっとしんどいかな、と思います。

このまま行くと、日本はそのうち4人に1人が65歳以上になるそうで、その65歳以上の一員となる私は、この一億(?)総「横丁のご隠居」時代の到来を楽しみに待っているのです。

名古屋市長の発言に思う

月曜日, 3月 26th, 2012

最近、名古屋市長が、南京大虐殺があったとしても虐殺数はもっと少なかったのではないか、科学的検証のために話し合ったらどうか、という趣旨(だったと思う)の発言をして、物議を醸しています。

うーん、私も実際に見てきたわけではないですから、良くわからないですが。

ただ、言えることは、大東亜共栄圏といい、東洋平和のためというお題目で朝鮮・中国へ進出したのですが、どうも私の子供の頃の、周りの大人の、朝鮮・中国の人に対する態度を見ていると、彼らと一緒に東洋平和を目指していたとはとても思えませんね。

だいたいが、西洋列強に対抗するために、日本の生命線だということで朝鮮・中国へ進出したということですが、他人の国に勝手に生命線を引いて進出されてきたのでは、その国の人はたまったもんじゃないですね。

総じて、先の対戦中の中国・朝鮮への進出は、やはり侵略だったのではないかと思うのです。

そういう中で南京大虐殺というのがあったかどうか、どのくらいの人が虐殺されたのかは、学説上の争いが、まっ、あるかもしれません。

しかし南京大虐殺というのはシンボルであって、これに類する行為はいろんな処であったのではないでしょうか。

例えば、ナチスドイツのユダヤ人虐殺について、いやそんなに多くは無かったのではないか、という発言をする人がいたら、世界の人はどういう反応を見せるでしょうか。

つまり、南京大虐殺といい、ユダヤ人の大虐殺といい、それは事の本質のシンボル的なものであって、実は、数の多少はそれほど問題ではない、ということなのではないでしょうか。

ですから、虐殺数はもっと少なかったのではないか、という発言は、侵略という事自体を認めない、とられかねない発言であって、だから問題になるのだと、ということなのだろう、と思うのです。

やまがた

水曜日, 3月 21st, 2012

弊所の経営目標に「やまがたとバンコクに支所を出す」というのがあります。

バンコクはまだしも、何故やまがた?と思われるでしょう。

やまがた、つまり東北の山形県は実はまだ一度も行ったことありません。

考えてみれば、上杉、月山、米沢牛、蔵王、紅花、将棋の駒、土門拳写真館……、と山形についての断片的な知識はありますが。

で、何故山形か、というと、ここへきて山形との出会いが多くなったので。

まずは中小企業家同友会の同じ地区に、山形県人会の副会長がいます。

私の小学校の同級生のご主人が小さな日本料理屋をやっていて、彼が山形県出身です。

山形の酒が置いてあり、米や果物なんかも山形産のものを使っています。

そして、私の息子が震災の直前まで仙台にいました。

仙台は山形に近く、山形は東北では最も好印象なところだったと言ってます。

私は日本の46か47の都道府県それぞれが特に親しい国を持ったらどうかと思っています。

そうすれば世界交流と平和に寄与するだろう、と。

ついでに産業振興にもなる。

で、山形と私の好きなバンコクをくっつけることにしたのです。勝手に。

調べてみると、山形への観光客は、台湾が一番多いです。

次に香港・中国、韓国、続いてオーストラリアかアメリカ、次いでシンガポール。

タイは数年前の調査では名前が挙がってなかったですが、昨年の統計では先行の6カ国に続いて名前が出てきました。

もっともその数は台湾の100分の1ですが。

何故愛知県じゃないの、って?

愛知は生まれ育ったところなので、良いところも悪いところも知りすぎており、ワクワク感がないんですよね。

それと、タイは南国なので、雪が降る処のほうが良いだろう、とか、日本の原風景ということになると、あちらに軍配が上がるわナー、とか、まあ総合的に考えた(?)結果です。

もっとも、日本の原風景というからには、日本人も気軽に行けないといけませんね。

国内旅行が海外旅行より高いなんて、何かが間違ってますよね。

まっ、それはともかく、バンコクへ行く間を縫って、山形も訪れてみたい(件の副会長には誘われてます)と思っている今日この頃です。

偉人

月曜日, 3月 19th, 2012

つい先程まで、NHKの大河ドラマの影響か、坂本竜馬がちょっとした人気者になっていましたね。

吉田松陰とか、高杉晋作、桂小五郎,…。明治維新の功労者。

一般に勤皇の志士といわれて特に戦前は偉人とされ、戦後は映画やドラマで人気者になっていたりする人たちですね。

明治維新の政府高官の多くは彼らの弟子や使いっパシリだった人たちです。

司馬遼太郎に言わせると、明治まで生き残って顕官になったのは殆ど三流志士だったということです。

伊藤博文しかり、山県有朋しかり。

吉田松陰なんて人は、元祖勤皇の志士として「偉人」として祭り上げられています。

だけど良く考えてみると、「勤皇の志士」なんてのは幕府から見ればお尋ね者だったわけで、司馬遼太郎に言わせると、世間の見る目は火付け・強盗の類だったとか。

それが明治の世になって突然「偉人」ということになったんですね。

今では吉田松陰なんていうと保守層の心の拠り所、右翼の国粋主義の元祖のような扱いですが、吉田松陰といい高杉晋作といい、彼らは革命家ですよね。

むしろ共産党が元祖としても良いような(笑)。

かくの如く、祭り上げられている偉人には、実はその時代の支配層の意向でいろんな飾りが着いているわけで、我々はその飾りをとって原像を正しく捉え、これからに生かしていく必要があるようです。

国の指導者養成所

水曜日, 3月 14th, 2012

海陽中等教育学校というのが先日のテレビで取り上げられていました。

6年前に中部財界の肝いりで設立された中高一貫の学園で、イギリスのイートン校等倣った全寮制学校であり、将来の我が国の指導者を養成することを主目的として、今年初めて高等学校からの卒業生を出す、ということで注目されているようです。

「将来の指導者」ですか。

胡散臭いですね(笑)。

1年で300万円ほどもする授業料を払って養成される指導者が、我々庶民のためを思う指導者になる、なんてことは殆ど期待できませんからねー。

戦前は旧制高等学校等が指導者養成のいわゆるエリート校とされていましたが、苦学生はもちろん居たものの、学生の大勢は裕福な都市中産階級や地方地主階級の子弟で占められていたわけで、このような者が国の指導者になった結果は歴史が証明しています。

その反省の上に立って、戦後の教育は、いわゆるエリートを作らない、ということであったはずです。

すなわち、国の指導者というのは、特別なレールの上で育てられるのではなく、この世の中を作っていく多くの普通の仲間と同じ釜の飯を食い、その中で「あいつに任せようぜ」という形で自然に皆に推挙されてできあがっていくものなのです。

つまり、子供の集団を見ていれば判りますが(今はこれが瓦解しているのが問題なのですが)、ガキ大将というのは自然に生まれてくるのです。

昔のガキ大将というのは体力や決断力はもちろん、思いやりがあり、男気があり、皆の一種あこがれの存在だったわけです。

国の指導者というのは、私は、ガキ大将の延長ではないかと思うのです。

決して、エリートなんかからは生まれないと思うのですが、いかがでしょう。

バンコクの展示会

月曜日, 3月 12th, 2012

先の調査団で、「Thailand Health & Beauty Show」という展示会を見学しました。

場所はバンコクのプラカノンにある「The Bangkok International Trade & Exhibition Centre(BITEC)」という立派な会場でした。

主催は商業省の輸出増進局となっています。

これを保健省の医科学局とか食品・薬品行政部等が後援し、さらにハーブやスパ、化粧品、健康食品、美容といった各業界が協賛しています。

私は日本でも、これまでこの種の業界の展示会にはさっぱりご縁が無く、機械工業会とか電気業界の展示会しか行ったことが無いので、健康美容関係の展示会が日本ではどんなものか全く知りませんが、ここバンコクでの展示会は垢抜けてましたね。

展示会場の外にステージが作ってありまして、オープニングはダンスで始まりました。

司会は白人の美女で、全体の進行は英語ですが、ところどころタイ語も交えて、ということはタイ語も話せる。

当然ですね、バンコクではタイ語と英語が日常的に混在しているので。

ダンスが終わるとヤサ男が颯爽と現れました。

一斉に拍手が沸いたので、有名な俳優なのかなと思いきや、これが輸出増進局の局長か次長らしいです。

ペラペラと英語で挨拶をした後、各業界の功労者(だと思う)に賞状を渡し、その後はにこやかに記念撮影。

テレビカメラがそれを映し、大勢のカメラマンがフラッシュをたきます。

件の局長はその後、展示会場内をくまなく回っていましたが、ここでも出展者と気さくに握手なんぞをしつつ、記念写真に納まっていました。

どこからどうみても映画スターにしか見えないですよ。

展示会場内には所狭しとブースが設けられて、化粧品や健康食品が展示されています。

展示品は、屋台で見かけるような一見して安物臭いものは一切ありません。

デザインも凝ったものが多く、石鹸やアロマオイル、化粧品等は日本や欧米のものと全く遜色ありません(むしろ日本の庶民が使うものより垢抜けている)。

そりゃそうですね、殆ど輸出かスパ等で使用されるものなので。

傾向としては全体として自然志向の、化学品ではない有機栽培や植物抽出の原料を使用したものが多いです。

自然食品や健康食品は試食・試飲も可能でした。

私は土産にと、ハーブエキスにウコン・トマト・ニンジンなどを混ぜたというボデーリンス(?)を購入しました。

この種のものを日本では買ったことがないので値段が高いか安いかは判りませんが、日本円にして1500円程度以下だったと思います。

使用してみると、殺菌作用もあるらしいですが、それにも増して嫌味の無い、素晴しく良い香りがします。

このような商品は基本的に輸出品で、タイ国内では中流以上の家庭でしか購入しないものなのでしょうが、中流層の広がりとともに国内需要も増えるでしょうし、価格競争力がありそうですから、我が国でもそのうちに広く使用されるようになるかも知れませんね。


スキー場再生策

水曜日, 3月 7th, 2012

以前、記事にしたことがありましたが、スキー人口は減っているらしいです。

これだけスポーツが多様化すると、野球だけでなく、どのスポーツ人口も押しなべて減るのは自然である気がします。

ゴルフ人口が減っているか否かは知りませんが、これだけ乱立すると、各ゴルフ場の「入り」が悪くなるのは当然のように思われます。

そこで各ゴルフ場は涙ぐましい努力をしています。

インターネットから手軽に予約できるようにする、ウイークデーを中心に料金を下げて女性やシニアの客を獲得する、リモコンカートを導入してキャディ無しで快適にラウンドできるようにする、コースを長くして年々長くなる飛距離に対応する等々。

加えて、モーニングサービスを付ける、昼食付きにする、食事内容を改善する等の食べ物に関する改善も精力的になされています。

翻ってスキー場です。

スキー場もスノーマシンの導入等によって昔に較べれば、いわゆる近場のスキー場がずいぶん増えて、乱立に近い状態ですね。

そこで、各スキー場は、シニア券を創設したり、露天風呂を併設したり、それなりに努力はされているようですが、レストランの食事の高いのと不味いのは何とかならないものかと思いますね。

スキー場はその全部が山沿いの、田舎にあります。

都会(?)からはるばる出かけて、土地の旨いものが食べられるかと思いきや、殆ど具の無いしゃびしゃびのカレーライスでこれが800円、生ビールを頼むとさらに700円なんてことになると、ちょっとがっかりしますよね。

スキー場の食べ物は大体が高くて不味い。

スキー人口をつなぎとめるには、この辺りの改善が急務だと思われますが、いかがでしょう。

バンコクは凄いなー

月曜日, 3月 5th, 2012

1月末のタイ調査団での話の続きです。

我々の調査団が依頼した通訳のことです。

東京での弁理士会の国際会議では同時通訳がつきます。

同時通訳というのも大変な仕事ですね。

私なんか他人が話した日本語をそのまま繰り返すことも難しいのですが。

そんなのを見ると、さすがに東京は人材が居るわ、と感心したものです。

ところが調査団に付いた通訳を見て、いやーバンコクもさすがに凄いわ、と思いました。

通訳は女性で、色白、顔の作りも一般のタイ人っぽくなく、しかも日本語が凄く旨いんですよ。

つまり話す日本語が、少し大阪弁のアクセントがあるものの(これもまた凄いですね)、全く違和感がありません。

そして、またタイ語も全く淀みが無く滑らかなんです。

私は、ふーん、この人は関西出身なのか、既婚かなー、既婚だとしたら、こんなにタイ語が旨いのはご主人はおそらくタイ人なんだろうなー、なんて勝手に想像していました。

調査団からは専門的なテクニカルタームを交えた質問が出るのですが、それも時々内容を確認しながら、すらすらと日・タイに翻訳します。

それで、休憩中に他のメンバーに、あの人はどうも関西出身みたいですね、と話しかけると、いや彼女はタイ人ですよ、とのこと。

日本への留学は関西だったらしいです。

びっくりしましたねー。

聞くところによると、トリプルA(おそらく最上級?)の通訳らしいです。

それにしても、と、まじまじと彼女の顔を眺めましたね。

タイ人も、日本人と同じで、色白から色黒までいますが、この人は色白で、しかも美人です(いつもこれ?)。

彼女はこの技術分野専門の通訳なのか、とメンバーに尋ねると、どうも特にこの分野に特化しているわけではなさそうで、予め勉強されたんではないですか、とのこと。

うーん、バンコクも凄いですね。少なくとも名古屋よりはずっと。

これはやっぱりバンコクで一旗ですね(大笑)。