所長ブログ「ケンさんが往く」

2023.11.13

ヒユーマニエンス

NHK-BSでやっている「ヒユーマニエンス」を楽しく見ています。

 

これは人体を科学的に探索しようというもので、ヒューマンとサイエンスの合成語なんでしょう。

 

各回の最近のテーマは「“背骨” 複雑精妙な進化の神髄」、「“遊び” それは人類の可能性の宝庫」、「“免疫” 曖昧な“わたし”をめぐるドラマ」、「“乳” 進化する神秘の液体」、「“生体電気” 電気仕掛けのココロとカラダ」といったものです。

 

これを見ると人間は自然界の一員で、その細胞や遺伝子には何十億年と地球に暮らして獲得した物理的化学的な合理性の要素が詰まっているらしいのです。

 

そのような人間がなぜ戦争をするのでしょう。

 

この地球の自然の猛威に集団で立ち向かうことによってヒトは生き延びてきたのではないでしょうか。

 

なぜ人間同士で争って寿命を縮めるような、進化の法則に逆らうようなことをするのでしょう。

 

思うに、ヒトの集団が極めて複雑な社会を形成したがために、本来の自然法則とは異なる、社会法則が大きな力を持つようになったからではないのか。

 

子供への虐待が、本来の本能的感情を超える社会的ストレスが原因だとすると、戦争は本来のヒトの本能を超える集団的な社会的ストレスが原因だと考えられないでしょうか。

 

だとすれば、社会的ストレスの要因を探ってこれを除くことで、ヒト本来の自然法則的合理性が蘇り、戦争が無くなる、ということなりますね。