所長ブログ「ケンさんが往く」

2023.02.14

発明者の素質

仕事柄発明者に会うことが多いのですが、中小企業や個人の発明者は変人が多いですね(笑)。

 

発明というのは、新しいことを考えるわけですから、今あるものを当然と考えるような常識人は発明者になり得ません。

世の常識を疑う。もっと便利なものは無いか、と四六時中考えられる。そんな性格じゃないと発明者にはなれません。

こういう人は一般的に組織だった行動が嫌いですから、自然、大企業には居づらいことになります。

 

「青色ダイオード」の中村修二さんなんか、安全会議のようなものには一切出ずに、出社したら直ぐに研究室に籠っていたそうです。

その頃の日亜化学は地方の中堅企業だったのが幸いしましたね。

 

大企業には発明者がいないかというと、流石に中村修二さんほどの変人はいないですが(笑)、あまた人がいる研究所の中で発明提案をしょっちゅうしてくる限られた人は居ます。

 

これからの時代、いかに変人を大事にするか、が企業が生き延びるうえで大切になるのではないでしょうか。