所長ブログ「ケンさんが往く」

2024.02.28

タイの僧

タイの国旗は三色旗ですね。仏法、国王、国民を表しているそうです。

 

タイへ行くと、僧が敬われていることは日本の比ではないですね。

僧は自己の解脱のために修行をしている人で、生産活動はできませんから、食べ物も着るものも全て喜捨によるわけで、朝早くから托鉢に歩く僧をよく見かけます。

 

日本では托鉢に回る僧なんてほとんど見かけなくなりましたが(私が子供の頃、昭和2・30年代には時々みかけました)タイでは極く普通で、托鉢僧には皆待ち構えて食べ物や飲み物等、色んなものを差し上げています。

 

電車に乗ると、僧の優先席というのがあって、当然タダですね。飛行機にも優先席があったような。

 

その代わり、僧は女性に触れることも、もちろん妻帯も認められません。食事は午前中に、托鉢で頂いたものを二度食べ、午後からは水しか飲めません。積極的な運動、走るとかも禁じられているはずです。

 

そういえばワット・ポーという寺にはタイマッサージの教習所があるのですが、マッサージを施すようなことは良いのかなー。

 

いずれにしても僧はかなり禁欲的な生活を送る必要があるのですが、その分尊敬されているということのようです。

 

国民の殆どが敬虔な仏教徒で、人と会った時の挨拶はワイという合掌です。日本と違って若者にも仏教が浸透していて、カップルがお寺に来て敬虔な祈りを捧げているのも良く見かける光景です。

 

日本では、最近は檀家が減ってお寺経営も大変、という声を良く聞きますが、タイではお寺の経営?何それ?と言われそうなほど、お寺と現世の生活は節々で結びついていて、お寺が経営を考えなければいけないような状況は永久に来ないような雰囲気です。