所長ブログ「ケンさんが往く」

2025.06.28

オーストリアを旅して(その4)

以前、折に触れてこの「オーストリアを旅して」を取り上げたいと思っています、と申し上げましたが、日時が経つとどんどん新鮮な思い出が忘れ去られていくような気がして。ついに、その(4)と、連続して掲載することになりました。

 

今回は高速道路です。
ウイーンとザルツブルグの間はもちろん鉄道がありますし、主要な都市の間の交通は鉄道が有力な旅客輸送手段(貨物があるか否かはわかりません)であるようです。

 

今回の旅は主要な都市から外れた、デュルシュタインやメルク、ザルツカンマーグート等を含む上に集団(23人)で移動するため、最後の行程を除いてはバス移動で、高速道路を利用することが多かったです。

 

高速道路といえばドイツのアウトバーンが有名ですが、オーストリアの高速道路も片側3車線が普通で、なかなか快適でした。バスも窓の大きい大型観光バスで、それに23人しか乗ってないので十分な余裕があります。日本国内でバス移動することは殆ど無いので最近の事情は分かりませんが、振動も少なく快適でした。

 

高速道路は比較的新しい時代にできているので、日本でも、昔ながらの川沿いとか街の近くは通っておらず、山中を貫通するトンネル等を通ることが多く、防音壁等もあって、電車に較べると景色はイマイチということが多いですね。

 

オーストリアでは山中というよりは高原を走ることが多く、人家はほとんど見えない代わりに、おそらく牧草地であろうと思われる緑の草原がどこまでも続き、草原を囲む森や、遠くの町(多くは教会の高い建物がある)が点在するという感じです。

 

日本の高速道路は、掘割や防音壁、トンネル等で閉鎖された感が強いですが、オーストリアの高速道路は殆どが人口密度の低い(国全体で人口密度は日本の約半分)地域を通るのと、インターチェンジに料金所が無いこと等から開放的です。

 

料金所が無いので、おそらく高速料金はタダなんでしょうね。と、ここまで書いて念のために調べてみるとタダではありませんでした。すいません。1年間有効な乗り放題の通行証(ステッカーで、これを車の前面ガラスに貼る)が約90ユーロ(1万5千円程度)とありました。まあ、日本の高速料金と較べたら殆どタダのようなものですね。

 

日本の高速料金は何故こんなに高いのでしょう。