所長ブログ「ケンさんが往く」

2025.07.21

タイ ピピ島の観光規制

The Patay Newsによると、シュノーケリング等のマリンスポーツで人気があるピピ島のMaya Bay とLoh Sama Bayを8月1日から9月30日まで閉鎖するとのことです。

 

これは世界的にも有名なビーチの環境を守るためだとのこと。つまり、オーバーツーリズムで荒らされたサンゴ礁や渚、水中生物の生息地を回復させるのが目的です。

 

日本もオーバーツーリズムが問題になっていますが、自然環境が荒らされるというよりは、都市住民の生活が脅かされるとか、地価が上昇するといった話が多いようです。

 

しかし、わが国でもオーバーツーリズムが問題となっている地域を時限的に閉鎖して、地域住民や関係者と 共に、普通の日常を取り戻すための各種規制の在り方等、頭を冷やす期間を設けたら、と思いますね。

 

ちなみにタイでは上記閉鎖期間中に、海洋生物の健康調査、サンゴ礁地域の修復、船を係留するブイの設置(錨で海洋生物を傷つけないように)、砂浜の浸食を防ぐ柵等の改善、ツーリストや地元業者への持続性あるツーリズムへの啓発キャンペーン等を行うとのことです。