所長ブログ「ケンさんが往く」

2026.10.25

中国を想う

考えてみれば、中国は有史以来日本の先生でした。

 

日本列島では入れ墨み入れてモリで魚を突いていたころに、中国では律令国家が成立していたのだから、東洋の先進国だったのです。

 

遣隋使、遣唐使の昔から、日本は中国の文化を取り入れて、その基礎の上に日本文化を花咲かせてきました。

 

江戸時代以前には学があるということは、どれだけ中国の古典に通じているか、ということでした。

 

明治に入ってもその初期には、例えば夏目漱石も学問の初めは漢学塾だったらしいです。

 

外来語の日本語訳も、漢学の素養を背景に巧みに漢字を宛てたものでしょう。

 

それが日清戦争あたりから風向きが変わり、後は満州事変や満州国の建国を経て、太平洋戦争の終戦後も現在に至るまで、昔の恩(?)を忘れたかのように中国蔑視、中国敵視が止まりません。鬼畜米英がいつのまにか鬼畜中国です。

 

西安(昔の長安)を訪れたい、というのが唐詩選の世界にあこがれた昔からの夢でしたが、今の状況では楽しい旅行はできそうもありませんね。

 

困ったものです。